(https://www.ktv.jp/gosaigyo/chart/index.htmlより)
後妻業は、2019年1月から放送が開始された木村佳乃主演のドラマ。原作は直木賞作家の黒川博行の同名小説で、大竹しのぶ主演の「後妻業の女」で映画化もされた作品です。
映画版の「後妻業の女」は、かなりサイコパスな大竹しのぶのいっちゃってる感が衝撃の話題作となりました。
今回のドラマ版の「後妻業」は、そこまでサイコパスではなく、ド派手な服装と不慣れなコテコテの大阪弁で、映画版とは違ってコメディーの要素があり、楽しい作品です。
そして、木村佳乃がめちゃくちゃ綺麗です!ド派手なピッチリした服をよく着ているのですが、スタイルもすごく良いです!顔にも体にも無駄な肉が全くなく、スラっとしていて見惚れてしまいます。
ストーリーも役者さんたちも見どころ満載なドラマです。
目次
後妻業の概要・あらすじ
(https://www.ktv.jp/gosaigyo/story/01.htmlより)
後妻業とは、遺産目当てで資産家の老人と結婚し、その老人が亡くなった後、遺産を根こそぎ持っていくことを目的とした結婚詐欺のことです。
表は向きは結婚相談所、裏では後妻業を営む柏木亨(高橋克典)と、後妻業のエース武内小夜子(木村佳乃)が手を組み、資産家の老人をターゲットにしてどんどん遺産を奪っていきます。
そんな中、被害者のうちの一人の娘である中瀬朋美(木村多江)が、急に父親が亡くなったことを不審に思い、友人で探偵の本多芳則(伊原剛志)と共に、柏木と小夜子を追い込んでいきます。
小夜子はただお金がほしいだけで老人を殺害したと思われていましたが、小夜子の壮絶な過去や、虐待されていた老人が家族から逃げたい、孤独な老人が殺してほしいと願っていた、など被害者の家族にも問題があったかもしれないことが、少しずつ明らかになっていきます。
柏木・小夜子ペアと本多・朋美ペアの壮絶なやり合いに、この先どうなるのか、どちらが勝利するのかと続きが気になるストーリーです。
後妻業の感想(魅力や面白さ)
主人公を完全に憎みきれない
(https://www.ktv.jp/gosaigyo/chart/index.htmlより)
小夜子は、後妻業という結婚詐欺を犯していますが、本当に根っからの悪人ではないかもしれないと思わせるようなシーンがあります。
小夜子サイドは、孤独であった老人たちの、殺してほしい、今の状況から逃げたい、という思いを打ち明けられた上でのことなので、尊厳死であると主張します。実際に小夜子は、手にかけたときのことを思い返し、涙を流す場面もあります。
もちろん、老人たちの思いを打ち明けられて、楽にさせてあげようと死なせてしまう他に、必ず救う方法はあったはずですが。さらに、話が進んでいくにつれて、小夜子には壮絶な過去があったことが明らかになります。
それらのことを踏まえると、小夜子のことを完全には憎みきれないような思いになってしまいます。
下品なシーンはなく安心して見られる
大竹しのぶが主演の映画版がそうであったからか、個人的には後妻業という言葉からは高齢の方同士のベッドシーンなど、あまり見たくないようなものを見せられる、下品なイメージでした。
ですが、このドラマはさすがにそういったシーンはなく、ド派手な服装や演技と慣れない関西弁が良い具合に相俟って、コメディー感が出ているので、そんなに暗い気持ちにならずに楽しんで見ることができます。
また、木村佳乃がめちゃくちゃ綺麗で上品さがあるので、コテコテの大阪のおばちゃんを演じても下品になりすぎないところも素敵です。
ダブル木村の掛け合いが楽しい
(https://www.ktv.jp/gosaigyo/story/02.htmlより)
後妻業である木村佳乃と、騙されたおじいさんの娘である木村多江は、出会った瞬間からバチバチの関係で、ダブル木村の激しい嫌味合戦を見ることができます。
木村多江は、暗くおとなしい幸薄な役柄のイメージでしたが、今回のような表情をくるくる変えて言いたいことをいう役柄もよく合っていると思います。
ダブル木村の言いたいことをバンバン言い合うバトルは見ていて楽しいです。
言い合いをするうちに、木村佳乃の巧みな話術によって、木村多江は父親が死んだのは自分たち姉妹のせいでもあるかもしれないと思い悩むようになりますが、負けないで!と見入っしまいます。
内容は重いかと思いきや結構ライト
(https://www.ktv.jp/gosaigyo/story/04.htmlより)
後妻業というテーマからして、ドロドロで重いストーリーかと思いきや、割とライトで明るい気持ちで見ることができるドラマです。
やっていることは詐欺や殺人ですが、関西人が聞けば不慣れ感満載のコテコテの大阪弁、大胆で大げさとも思える演技のおかげで、全体的に軽く見やすいドラマになっています。
特に、木村佳乃が「がはははー」と大口を開けて笑うシーンや、木村多江の嫌味を言うときや悔しがるときの表情には、今までの役柄とは少し違うイメージの演技で、意外性があって笑ってしまいます。
また、小夜子の相方である柏木を演じる高橋克典も役によく合っていて、金の亡者でお金のためなら何でもするというような雰囲気を醸し出しています。
じいさんをどう始末するか、柏木と小夜子と二人で話しながら煙草をぷかぷかふかしているシーンは、とんでもない話し合いをしているにも関わらず、二人が絵になっていてかっこよかったです。
後妻業はフジテレビオンデマンドで配信中!
以上が後妻業の紹介でした。
後妻業はフジテレビの動画配信サービスフジテレビオンデマンドで配信されています。
興味が出た方はぜひフジテレビオンデマンドで後妻業を観てみてください!