Amazonから販売されている電子書籍リーダー「Kindle」。
快適な読書体験を得られるためかなりおすすめの商品ではありますが、
- 全5種類のどれを自分が買うべきかわからない
- FireタブレットやiPadとの違いがわからない
- 他の電子書籍リーダーとKindleの違い、どれを買えば良いかわからない
と思っている方のために、Kindleのおすすめ機種や選び方、他の商品との違いなどを比較・解説したいと思います。
本記事がみなさんがKindleを買う際の参考になれば幸いです。
目次
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Kindle端末全5種の比較表まとめ
Kindle |
Paperwhite |
マンガモデル |
Voyage |
Oasis |
|
価格 |
¥8,980 |
¥14,280 |
¥16,280 |
¥23,980 |
¥33,980 |
内臓ライト |
× |
◯ |
◯ |
◯ |
◯ |
ページめくりボタン |
× |
× |
× |
◯ |
◯ |
解像度 |
167 ppi |
300 ppi |
300 ppi |
300 ppi |
300 ppi |
ストレージ容量 |
4GB |
4GB |
32GB |
4GB |
8GB/32GB |
サイズ |
6 インチ |
6 インチ |
6 インチ |
6 インチ |
7 インチ |
防水機能 |
× |
× |
× |
× |
◯ |
※2018年1月時点。各モデル「Wi-Fi」「キャンペーン情報あり」の価格。
現在販売されているKindle全5機種を比較してまとめたのが上の表になります。上の表の違いを踏まえ、各機種がどんな人におすすめかは以下の通りになります。
Kindle:とにかく安さ重視の人
Kindle Paperwhite:一番人気の安定モデル
Kindle Paperwhite マンガモデル:マンガも読みたい人
Kindle Voyage:片手で快適に読書したい人
Kindle Oasis:片手で快適に読書したく、さらにお風呂でも読書したい人
各機種についての詳しい説明は後述しますが、簡単に言うとこんな感じです。
Kindleとは
ここでは「Kindle」の基本的なことを解説するので、Kindleについての基本的なことは知ってるわ!という方は飛ばしてください。
Kindle本とKindle端末
そもそもKindleという言葉は
- Kindle本
- Kindle本を読むための専用端末
この2つのことを意味します。
Kindle本
「Kindle本」とはamazonで売られている電子書籍のことです。例えばこれ。
筋トレで有名な雑誌「Tarzan」ですが、赤い枠で囲われている「Kindle版」が「Kindle本」で、雑誌の方が紙の本です。
紙の本だと実際に手元に届くのは1日ほどかかりますが、「Kindle本」を買えばすぐにスマホやPCで読むことができます。
Kindle端末
そして、「Kindle本」を紙の本と同じように大画面で読むのに使う機械が「Kindle端末」です。
例えば、これ。
この「Kindle端末」で「Kindle本」を読めばより快適に本を読むことができます。
具体的にどのような機能のおかげで快適に本を読むことができるかは後述します。
Kindle本はパソコン、スマホ、タブレットでも読める
「Kindle本」をより快適に読むには「Kindle端末」で読むのがもちろん良いのですが、今あなたが使っているスマホでも「Kindle本」を読むことができます。もちろん、パソコンやタブレット端末でも同様に、Kindle本を読むことができます。
↓こちらのアプリをダウンロードすれば、すぐに読めます。もちろん、ダウンロードは無料です。
Kindleについて全然わからない!と言う方はこちらの記事も是非読んでみてください。
Kindleと他の電子書籍との違い
他にも電子書籍がある中でなぜ「Kindle」が良いのかというのも気になりますよね。
簡単に言うと
「Kindle」というサービスを行っている「Amazon」が世界一の本を売る会社だから
です。
ただこれでは雑すぎるので、このことについて簡単に説明します。
Kindleは本の数が多く質が高い
2018年1月現在、Amazonで売られている「Kindle本」は60万タイトル以上です。他の有名な電子書籍サービスもいくつか調べましたが、「Kindle」が一番多かったです。
また、他の電子書籍サービスはコアなファン向けのマイナーな作品が多いです(主にマイナー漫画)。その点「Kindle」は有名な人気作をきちんとおさえており、ジャンルも漫画、小説、ビジネス書、雑誌などバラエティ豊かです。
Kindleは安心
電子書籍を買うときに怖いのが、サービスの終了です。あまり人気のない電子書籍サービスで電子書籍を購入した場合、そのサービスが終了してしまうリスクがあります。
サービスが終了しても購入した電子書籍を読めるとは思いますが、新しく購入することができなくなったり不具合が生じた時のサポートなどが受けれなくなりかなり不便になります。
その点、世界的企業Amazonの「Kindle」は世界でも日本でもシェア率が断トツでトップなので、サービスが終了する心配はほとんどありません。
Fireタブレット、iPadとの違い

電子書籍リーダーの「Kindle」と「Fireタブレット」、そして「iPad」の違いがよくわからないという方もいるかと思うので、そんな方に向けて簡単に各端末の違いを比較したいと思います。
ざっくりと表にすると上のようなイメージです。
- とにかく本をたくさん読むから快適に本を読みたい!という人は「Kindle」
- 本以外にも動画や音楽を楽しみたくて、安いのがいい!という人は「Fireタブレット」
- 本、動画、音楽はもちろんパソコン並のスペックが欲しい!という人は「iPad」
となります。
「Kindle」は動画や音楽を楽しむことはできません。その代わり、本を読むことに特化された機能が豊富です。
「Fireタブレット」は本、動画、音楽を楽しめる上にかなり安いです。ただし、使用できるアプリがちょっと少ないのでパソコンと同じような使い方はできません。(Facebook、Twitter、Instagramなどは使用可)
一方、「iPad」は使えるアプリが多く高性能で、本、動画、音楽以外にも色々なことができます。パソコンとほぼ同じことができると思えば良いと思います。その分、価格は高いです。
より詳しく、「Fireタブレット」と「iPad」との違いを知りたい方はこちらの記事をご確認ください。
Kindleは本を快適に読むのに最適
Fireタブレットはかなり安い上に本だけではなく、動画やゲーム、音楽やSNSなど様々なアプリを楽しむことができます。そのため、本以外も楽しみたい方はFireタブレット、特に「Fire HD 8」をおすすめします。
しかし、すでにタブレット端末を持っている方や本が好きで快適に本を読みたいという人には、Kindle端末がおすすめです。
じゃあ具体的にKindle端末はどんな機能があるのか?と思っている方も多いと思うので、ここからはKindle端末のどんなところが良いのか、を紹介したいと思います。
紙のような質感
Kindle端末はアメリカのE inkという会社が開発した電子ペーパーと呼ばれる技術が採用されており、パソコンやスマホ、タブレット端末の明るい画面とは異なり、紙の本のような質感の画面になっています。
そのため、
- 長時間の読書でも目が疲れにくい
- 直射日光でも読書しやすい
といった特徴があります。触った感覚も少しザラザラとした感触があり、ちょっと気持ち良いです。
ちなみに以下はKindleとFireタブレットの画面の違いを比較した写真です。
※左が「Kindle Paperwhite」で右が「Fire HD 8」
写真でも紙の本のような質感なのがわかると思います。
軽い
本を読む際、ほとんどの方が本を持って読むと思うのですが、その習慣を変えずに電子書籍も読めるのがKindleです。それを実現しているのが本体の軽さです。
モデルによっても多少の違いはありますが、Fireタブレットが約400gであるのに対し、Kindleは半分の約200gとなっています。
そのため、Fireタブレットでは片手で本体を持って読書することは難しいのですが、Kindleであれば楽に片手で本体を持ち読書することができます。
約200gという重さはマンガや文庫本一冊の重量とほぼ同じなので、マンガや文庫本を片手で持つように本体を持つことが可能です。
バッテリーが長持ち
個人的にかなりありがたいと思っているのがこれ。Kindleはバッテリーがかなり長持ちします。
Amazonの公式サイトによると、1日30分の使用で数週間使用できるとされています。
実際に私が使用していても、Fireタブレットやスマホではよくある「充電を忘れて使えない!」なんてことはないほどに、たまに充電するだけである程度の期間使用できます。
Kindle端末の選び方

「Wi-Fi」と「Wi-Fi+無料3G」
Kindleを購入する際、「Wi-Fi」モデルと「Wi-Fi+無料3G」モデルのどちらかを選ぶことになります。
例えば、「Kindle Paperwhite」であれば「Wi-Fi+無料3G」は追加で5,200円支払うことで、Wi-Fi環境でない場所でも電子書籍をダウンロードすることができるようになります。
とはいえ、読みたいと思った本をあらかじめ数冊自宅でダウンロードしておけば良いので、基本的には「Wi-Fi」モデルで良いと思います。
ちなみに私は「Wi-Fi」モデルですが、外出中に本を追加でダウンロードしたいと思ったことは一切ありません。
キャンペーン情報
Kindleを購入する際は、「キャンペーン情報あり」か「キャンペーン情報なし」かも選ぶことになります。
キャンペーン情報とはAmazon関連の広告のことで、2,000円多く支払うことで広告が出なくなります。
私は「キャンペーン情報あり」のモデルを使用していますが、広告が出ると言っても本を読んでいる間は一切出ず、ロック画面などで出るだけなので全然気になりません。
むしろ、Kindle本のセール情報などの広告はありがたいことも多いです。
Kindle端末全5機種を比較
Kindle
とにかく安さ重視の人におすすめ!
無印のKindleの良さは何と言っても価格の安さです。
通常価格で8,980円とかなり安いのですが、プライム会員であれば2,000円引きの6,980円、さらにサイバーマンデーなどのセールの時は5,500円引きの3,480円という破格の安さです。(2018年1月現在)
もちろんその分、性能的には他のモデルに劣ります。
必須レベルの内臓ライトが備わっていないため、就寝前の暗い部屋での読書をすることができません。また、解像度も唯一他のモデルに劣るため、文字が少し不鮮明な部分があります。
そのため、安ければ良い!という方におすすめのモデルです。
Kindle Paperwhite
迷ったらこれ!一番人気のもっとも無難なモデル!
Kindle端末の中でダントツで売れているのがこのKindle Paperwhiteです。
無印Kindleに比べ、内臓ライトも備わっているため就寝前の暗い部屋での読書もできますし、解像度も上がってるのでよりはっきりと文字が表示されます。
コスパがもっとも良く、迷ったらこのKindle Paperwhiteを買っておけば間違いないです。
Kindle Paperwhite マンガモデル
名前の通り、マンガも読みたいならこっち!
このモデルはKindle Paperwhiteとほぼ同じモデルですが、ストレージ容量が4GBから32GBに増えています。2,000円多く払うことで4GBから32GBに増やせると思っていただければ良いと思います。
Kindle本を購入したら、購入したAmazonのアカウントではいつでもKindle本体にダウンロードして本を読むことができるのですが、マンガの方が文字だけの本よりストレージ容量を多く使用するため、マンガも読みたいならストレージ容量が多いモデルを買うべきです。
マンガは絶対に読まないという人以外は、ストレージ容量が多いマンガモデルの方がおすすめです。
Kindle Voyage
片手で快適に読みたい人におすすめ!だけど…
Kindle Paperwhiteなどではページをめくるには画面をタッチするかスワイプする必要があるため、片手でも本を読めますがちょっとページをめくりづらいです。
しかし、このモデルは片手で本体を持った際、指の位置にページをめくるボタン「ページ送りボタン」がついているため、片手での読書がより快適に行えます。
ただ、Kindle Paperwhiteに比べかなり高い上にセールなどの割引もほぼなく、同じように「ページ送りボタン」がついているKindle Oasisよりもそこまで安くないため、コスパ的にあまりおすすめできないと個人的には思っています。
実際、他のモデルは頻繁にモデルチェンジして改良されていますがこのモデルは3年以上もモデルチェンジはしていなく、Amazon側も諦めているのが感じられます。
Kindle Oasis
Kindleの最上位機種!入浴中にも読書が楽しめる!
このモデルがKindleの中での最上位の機種です。
Kindle Voyageにも備わっている「ページ送りボタン」があるのに加え、2017年10月に発売された新モデルではKindleの中で唯一防水機能があるため入浴中などにも読書を楽しむことができます。
セールなどでの割引対象にもなるため、Kindle Voyageを買うなら少し高くてもこのKindle Oasisを買った方が良いと思います。
金銭的に余裕があり高機能を求める人におすすめのモデルです。
Kindleをより楽しむためのサービス
Kindleで読書を楽しむ際、よりお得に、より充実した読書体験ができるサービスが何個かあります。ここからは、それらのサービスを簡単にご紹介したいと思います。
Kindleオーナーライブラリー
- Kindle端末を持っている
- Amazonプライムの会員
というのが条件のサービスです。
ベストセラー本やコミックを含む2万冊以上の中から毎月1冊、無料で本を読むことができます。(無料でダウンロードすることができます。)読めるタイトルが随時更新されているため毎月どの本を選ぶか楽しめます。
しかし、以下二つのサービスに比べると物足りないので、私も条件に当てはまりますが、個人的にはあまり利用していないサービスです。
Prime Reading
2017年10月に開始されたサービス「Prime Reading」は、Amazonプライム会員限定で約900冊の雑誌、小説、ビジネス書、マンガが全て読み放題というサービスです。
このサービスが始まる前は「Kindleオーナーライブラリー」もかなりありがたいサービスでしたが、読み放題の「Prime Reading」が始まったため、その存在感はかなり薄くなってしまいました。
それほど、この「Prime Reading」は本好きのユーザーにとってかなりありがたいサービスです。ラインナップも随時変わっているため、何か本を読みたいなと思って確認すると結構良さげな本を見つけられます。
「Prime Reading」を含めた様々な特典があるAmazonプライム会員について、詳しく知りたい方は以下の記事をご参照ください。
Kindle Unlimited
「Prime Reading」同様、本読み放題のサービスがこの「Kindle Unlimited」です。
では何が違うのかというと、以下の点が異なります。
- Prime Reading:プライム会員なら無料。約900冊が読み放題。
- Kindle Unlimited:プライム会員とは別のサービス。月額980円で約17万冊が読み放題。
「Kindle Unlimited」はプライム会員同様、約1ヶ月の無料体験期間があるので、まだ利用していない人は無料期間だけでも利用しないと損なので利用してみることをおすすめします。
Kindleを安くお得に買う方法
プライム会員限定クーポンは終了。限定セールに。
Kindle端末は2017年12月までプライム会員限定クーポンがありましたが、現在ではクーポンは終了しています。
その代わりに、プライム会員限定セールというほぼ同じようなプライム会員限定割引がはじまりました。
- 限定クーポン:有料期間中のプライム会員限定で、Kindle各モデル4,000円割引。
- 限定セール:無料期間中含めたプライム会員限定で、Kindle、Paperwhite、マンガモデルは2,000円引き。Voyageは割引なし。Oasisは3,000円引き。
となっています。
今後もこのまま普及率が高くなると割引が少なくなることも考えられるため、Kindleが欲しい方は早めに購入するのが良いかもしれません。
サイバーマンデーとプライムデー
どのKindleを買うかが決まったら次はいつ買うかが問題ですが、もっともお得に買えるのはAmazonの大セール期間「サイバーマンデー」と「プライムデー」のどちらかです。
「サイバーマンデー」は毎年12月に数日間開催され、「プライムデー」は毎年7月に1日開催されます。
そこまで購入を待てる方はこのどちらかのセールで購入することをおすすめします。
まとめ
Kindle全5機種は以下の人におすすめで、購入する際は「サイバーマンデー」や「プライムデー」がかなりお得です!
Kindle:とにかく安さ重視の人
Kindle Paperwhite:一番人気の安定モデル
Kindle Paperwhite マンガモデル:マンガも読みたい人
Kindle Voyage:片手で快適に読書したい人
Kindle Oasis:片手で快適に読書したく、さらにお風呂でも読書したい人
また、Prime ReadingやKindle Unlimitedを利用すればより良い読書体験を得られるため、まずは無料体験だけでも利用してみることをおすすめします!