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【こんな切なすぎる漫画ある?】H2の感想。ネタバレなしとネタバレあり【あだち充の傑作】

投稿日:2017年7月8日 更新日:

自分が大好きなあだち充さんの作品の中でも1、2を争うほど好きなH2を久々に読み返したので、紹介を兼ねて感想を残したいと思います。あだち充作品はどの作品も完成度が高い漫画となっており、自分が特に好きなのは、細かい言動も全て可愛いヒロインと魅力的な登場人物達の面白いやりとり、爽やかなストーリーです。

今回紹介するH2は他のあだち充作品とは毛色が異なる部分もありますが、そこがまた良いです。本記事を読んで気になった方は、是非手にとってみてください。

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あらすじ、概要

大の親友であり、そしてライバルでもある国見比呂と橘英雄。2人はチームメイトの野田敦と共に中学野球で地区大会二連覇を果たすが、その後医師から比呂は肘、野田は腰にそれぞれ爆弾を持っていると診断されてしまい、野球を断念。英雄が野球の名門・明和一高に進んだのに対し、比呂と野田は野球部の無い千川高校に進み、それぞれサッカー、水泳に取り組むことにした。

千川高校には野球部はなかったのだが、「野球愛好会」が細々と活動していた。比呂は、ひょんなことから行われることになったサッカー部と野球愛好会との野球の試合に参加するも、試合中のサッカー部員たちの野球を馬鹿にした態度を嫌い、その場でサッカー部を退部し野球愛好会へ入会する。たまたま見ていた野田も一緒に入会する。二人は1試合だけの参加のつもりだったが、中学時代に肘、腰の診断を行った医師が無免許で逮捕されたことを知り、別の病院にて何の異常もないことを知ると正式に愛好会へ入会。そして甲子園に行くために「野球部」への昇格を目指す。 昇格を校長に直訴する愛好会メンバーだったが、校長が「高校野球嫌い」のために断られていて、説得の末、「明和一高との試合に勝つこと」を条件として提示される。この試合が校長の心を開くこととなり、野球部創設が認められる。(引用:H2 (漫画) - Wikipedia)

2人の野球少年と2人のヒロインの恋模様の話です。以下でその野球少年とヒロインの4人を紹介します。

ちなみに、マンガのタイトルのH2は2人のヒロイン(heroine)という説や、野球少年とヒロインのイニシャルが全員Hなので、それぞれの野球少年やヒロインを指しているという説があります。

 

登場人物

国見 比呂(くにみ ひろ)

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(出典http://neoapo.com/)

物語の主人公。ポジションは投手。橘 英雄とは親友で雨宮 ひかりとは幼馴染。古賀 春華とは同じ高校の野球部のマネージャーとエースという間柄。

 

橘 英雄(たちばな ひでお)

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(出典:http://neoapo.com/)

将来を期待される強打者。ポジションは三塁手。雨宮 ひかりと中学生の頃から付き合っている。高校も同じ。

 

雨宮 ひかり(あまみや ひかり)

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(出典:http://neoapo.com/)

物語のヒロインの一人。橘 英雄と付き合っているが、幼馴染の国見 比呂の存在も気になり始めている。

 

古賀 春華(こが はるか

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(出典:http://neoapo.com/)

物語のもう一人のヒロイン。高校で出会った国見 比呂に出会ってすぐに恋心を抱く

 

感想

ネタバレなし

何と言ってもこのマンガは切なすぎるの一言に限ります。でもそれがリアルなんだと思います。他のあだち充マンガや、世の中のラブコメマンガは大抵主人公とヒロインが、紆余曲折あれど最後には両想いになるハッピーエンドな作品が多いですが、H2は違います。

普通のラブコメなら早くこいつらくっつけよ、とやきもきさせられることがあまりにも多いですが、H2では誰と誰が最終的に結ばれようが結ばれまいが、そこには気持ちの良いハッピーエンドはないんじゃないかと思いながら読み進めていました。

最終的に主人公の比呂は、ひかりと春華のどちらかを選ぶという結論を出すのですが、自分にはその選択とそこに至るまでの過程があまりにも辛すぎました。

自分なら選べません。ひかりも春華もどっちも好きすぎて。男ってそういう生き物だと思うんですよね。よく男は名前をつけて保存で、女は上書き保存って言いますけど、個人的には本当にそうだと思います。

でも主人公の比呂は結論を出します。それがあまりにも辛い。辛すぎる。女性はもしかしたら感じ方が違うかもしれませんし、同じかもしれません。でも男性の方々の大半はわかってくれると思います。選ぶということの辛さを。

あだち充作品特有の面白い掛け合いやセリフ回し、そして、一つ一つの発言、行動がとても可愛らしいヒロインというのは、H2でも健在です。ヒロインがどちらも可愛くて魅力的だからこそ、最後の選択が辛すぎるんです。

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ネタバレあり

最終巻で比呂はひかりとの曖昧な関係から決別し、春華との未来を選択します。じゃあ比呂は春華の方が好きなのかというと、そんな単純な話ではないと思います。ひかりのことをずっと好きだったはずだし、今も一番好きかもしれない。

というか、個人的には比呂はまだひかりのことが好きだと思ってます。それでも、春華が一途に自分のことを思ってくれていて、その思いに応えるように段々と大きくなる自分にとっての春華という存在に気づいており、最終的には決心したのだと思います。

その結論が大好きなひかりにとっても、ひかりがいないとダメな親友の英雄にとっても、自分のことを好きでいてくれて自分も好きな春華にとっても良いと思ったのだと思います。

もちろん、自分にとっても。そんな結果になるまでの4人の気持ちを考えると、切なすぎて辛すぎて、これ以上に切ないマンガある?って思いました。

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